Five U 自分の眉毛好きです、僕。


あなたの家族構成を教えてください。

家族構成は、母、姉、僕。


影響を受けた本、映画、音楽はありますか。
最近の話になるけど、音楽かな。YouTubeでたまたま見つけた、アメリカの高校生が行く ようなキャンプのウェイクアップミュージック。ペップバンドがチャーリーとチョコレート工場の 『ピュアイマジネーション』って曲を演奏してるんだけど、その動画はいつみても涙が止まらない んだよね。音が分厚いの。影響を受けたと言っていいか分からないけど、そのくらい心を救われたような気持ちになる。


自分の嫌いなところはどこですか。
それって変わってくし、むしろ好きなところになることもあるよね。でもまあ、今嫌いなところでいうと、かなり気分屋。服とか一生決められないし、家から出たのに、カーブミラーにうつる自分を見て靴下の色が気に食わない、って帰って着替えたりする。
-嫌いなの?
嫌いですね、めんどくせえもん。それに、自分が気分屋だなって感じるときって、自分にちゃんと聞けてないの。自分が今日何着たいか、何したいか、自分自身と確認し合えてないときに優柔不断になる。自分の声がちゃんと聞けてないな、って感じる時は嫌いかも。
-自分との対話がきちんとできてないときってことだよね。
そうだね。しかもそれってたいてい自分に余裕がないときにそうなるからさ。まあ、苦しんでるってほどでもないけど、いつも自分に正直に、一息ついて自分が今何したいのかっていうのを確認できるようになりたいかな。そういう自分との付き合い方ができるようになりたい。嫌いなところだけど、目標でもある。


生まれ変わったとしても残したいと思う自分の容姿や性格は何ですか。
なんだそれ?
-(笑い)
「生まれ変わったとして」って難しいね。俺は小さい頃、自分の容姿にはマジ自信なくて。あっちこっち嫌いだったんだけど、大きくなるに連れて「人生って一回じゃん。持ってるものを伸ばしてって、そこに満足していければいいじゃん」って思うようになったんだよね。それで自分を愛することに対して努力を始めて、色んな良いことに繋がったの。自分の容姿に自信が持てたりとか。ガリガリなのが嫌で、ジム行ったり、ご飯ちゃんと食べたりしてさ。自分から起こしたアクションでここ数年でまあ段々自分に満足できるようになってきたの。だから、「生まれ変わったら」っていう異次元にいけちゃう質問はちょっと難しんだけど、、、。自分の眉毛好きです、僕。
-OK ! 眉毛ね。
あとは性格で言うと、悪く言えばナメてる、良く言えば、色眼鏡がないところ。道端にいる知らない人だろうが、どっかの王様だろうが大統領だろうが、態度を変えずに接せれるところ。自分の誰にも頭を下げない性格は、生きててすごい楽だし、いろんな人と色んな付き合いができるきっかけにもなってるから、生まれ変わってても持ってて欲しいかな。だけど、まあ、一生懸命今を生きたいですかね、人生一回。


やりたいと思っていて、まだ出来てないことはありますか。
ありすぎ。う~ん、何かの当事者になることかな。今はまだ若いし、自分がやりたいこともはっきりあるわけじゃないから、観察と勉強をしてるの。今までウェブマガジンや映画で働いてきて、何かをやってる人たちの話を聞く、っていうのをやってきてるんだけど、それは僕にとって色んな人から色んなアイデアや考えを教わる良い機会なのね。今人から話を聞いて、その人から良いところ悪いところ引っくるめて色んなことを盗むっていうことに情熱を注いでるんだけど、それは、いずれそうやって学んできたことを何らかの武器にして使うときのためなの。だから、その、受け取ってきたものを武器に変換するっていうのが、まだ出来ていないことかな。分かんない、もう訪れてるのかもしれないけど。でもまあ、ちゃんと自分で実感できるところには到達してないよ。「自分が見聞きしたものを武器に変換する」っていうのは訪れるか分かんない不確かさもあるけど、僕にとって明確なゴールです。




濱口一瑛(はまぐちかずあき):ラジオDJ、ライター、映画アシスタントディレクター

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