「私の嫌いなところ」I Hate, I Love by Soesbe

初めまして。ソーズビーと申します。
この度コラムニストデビューはどうかとお話を頂きました。

私の大好きな海外ドラマはありきたりにも”Sex And The City”
主人公キャリーやその友達のセックス事情を赤裸々に描く、タバコとハイヒールが大好きなコラムニストの話。
東京育ちの僕はあれを見ながら自分の周りにも似た話があったなーとか、キャリーとファッションや金銭感覚がかなり似てるなーってやたら思ってたのも馬鹿にできない。

遅くなりましたが自己紹介です。
ソーズビーと申します。20歳です。
アメリカ・オレゴン州ポートランド生まれ、東京育ち。
同世代の親友よりオバちゃんの親友の方が多いです。
肩書きはまとまらないですが、昔からダラダラTVに出てます。

本連載のお話を頂き、「連載?」「コラム?」本もまともに読む習慣のない小僧ができんのだろうか?
公式アメブロなんて中途半端に9年も続けてとっくに葬ってしまったしね。
ですが、このサイトの編集長が私に書いて欲しいという内容が

「私の嫌いなところ」

「それなら腐る程あるわ!!!!!」なんか嬉しかった。
というのはさ、最近出たTVでも自分の紹介のされ方が
【天才てれびくん出演/アメリカで映画監督修行/趣味はクラシックバレエ/バイリンガル】
みたいにキラキラと取り上げてくださる。
けど、私からすれば
【子役こじらせ芸能界に居座り/行きたい大学がないのでありきたりに映画の街ロサンゼルスへ移住/子役意外にアイデンティティがないので17でプロ志望者ばかりいるバレエ学校に入学し、短足ボディを拗らせ今に至る/教養はほぼ軍事教育ジャパンで受けたため簡単な日常英会話しかできないハーフの典型】だからさ。

ネガティブになるのはやめなさいとか、ソーズビーさんには自分を卑下するような発言はやめて欲しいとか言われるんだけど、私からすれば現実。
憧れて入った小学校はいじめられてスタートし、テレビに出る5年生まで4年近く続いた。

社会や集団生活への第一印象が最悪なわけ。
以来、最悪や現実を想定して生きるのが当たり前になったもんだから、
他の子どもと比べて断トツでマせてちゃって全然可愛くない。
ハーフキッズらしく
結構顔は可愛かったのに。
年々いじめっ子たちのバカさに気がつき、天てれ出演効果もあり中学辺りから誰とでも仲良くなると、今度は現実を受け止められない同世代が周りに多すぎて、話が合わない。
数学が得意なくせに数字に出る結果を受け止められない。
国語ができるくせに言動・思考の矛盾をわかってない。
アンポンタンな点取り虫が順調に成績と地位を上り詰める縮図を学業と芸能界で見た。

何事にも真面目な自分がバカらしく思えてくる。
そんな愚痴を話せるタメは本当に稀。
なので、そういうウップンはオバ友に話す。
大体が母の親友。
高卒後からは自力で出会っちゃったオバ友も結構できた。
かなり年上だからオバ友って呼ぶけど、みんな肌も性格もピチピチ。
オバさんって非常識だったり、お節介だったりするけど、とにかくリアルなのよ。特に社会へ不満ばかり持つ僕みたいな小僧には、
利害なく若いうちに気をつけるべきことを沢山教えてくれる。
結構踏み込んだ説教をしてくれたりもするけど、綺麗事でもなんでもなくそんなお節介が嬉しくてたまらない。
社交辞令だけ一丁前で、
肝心なところが失礼な若者よりよっぽど話は弾むし学べる。

オバ友の多くは既婚者かビジネスウーマンか両方。
立派に忙しくしてたり、友達に恵まれてる。
かといって他人に介入しすぎない
上品な人達。
自分にしか踏み込めないと思ったところは割って入り、そうじゃないところは引いて見守れる余裕のある人達です。

彼女らも身体やキャリアや結婚生活にコンプレックスを持っていることが多いが、年齢と共に「諦め」という必殺技を持っている。
諦めという響きがよくないが、要は引き算、断捨離、不可抗力の認めだと思う。その分、望みのある物や努力次第でなんとでもなることにすごく意欲的で、丁寧で多才。
ネガティブ思考・ポジティブ思考って二極化させがちだけど…
陰陽マークみたいに、ネガとポジは隣り合わせな物だと考えると、
どちらかに思考を偏らせる方がよっぽど怖い

「コロナがなかったら (ネガ)」
「Afterコロナ(ポジ)」
って言うより、
「Withコロナ」の方が現実的で効率的じゃない?

ちょっとカッコつけ始めたからこの辺で締めに入る。
要は私はいじめられっ子を拗らせた生い立ちでしたので、闇にどっぷり浸かり光を見つける方が私は得意だし心も健康なんだと言う話でした。

この連載 ”I Hate, I Love” では溢れ出る「私の嫌いなところ」をベースに私なりな断捨離を皆さんにお届けできたらなと思います。
みうらじゅん氏のよく言う「自分無くし」に近いのかな。
自分に向かない事や嫌いな事(hate)を削っていき、残った自分を愛して(love)あげる。
結果的に残ったそれが「自分探し」になっているというイメージでしょうか。

最後に。
お気づきの通り私は一人称がバラバラです。
自分の性別ですが、親や事務所、お客さんの為にもハッキリさせてあげたいところですが本人が一番よくわかってません。
それこそ追求をやめました。
性別は?と聞かれたら男ですとハッキリ答えるし。
銭湯も男湯にしょっちゅう行くんだけれど。
写真を見ていただけりゃ分かると思いますが複雑なんです。
そんな若もんいっぱいいるんですけどね。

それ以外なら何でも話すからさ。
1つくらい秘事とさせてください。
あしからず。

ご拝読ありがとうございました。

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