『SUKITA ETERNITY』2021年7月28日発売
鋤田正義の代表的な写真とも言えるデヴィッド・ボウイを代表するミュージシャンやアーティストのポートレートのほか、キャリアを通して撮影してきたストリート、風景、静物などパーソナルワークが初めて明らかになる写真集です。鋤田が半生を振り返ったとき、「あこがれ」を追い求めてきたと語る作品が多数収録されたキャリアを包括したこの写真集は、鋤田の作家性の再評価が始まると言えます。海外発売版の英語表記をそのまま活かして日本語訳の解説小冊子を付録で付け、オリジナル表紙をデザインした日本限定版です。
T・レックス、マーク・ボラン、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、ジョー・ストラマー、ジョン・ライドン、デヴィッド・シルヴィアン、ジミ・ヘンドリックス、YMO、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、サディスティック・ミカ・バンド、シーナ&ザ・ロケッツ、忌野清志郎、布袋寅泰、氷室京介、沢田研二、SUGIZOほか、多数のアーティスト作品を掲載しました。
「サイン入りオリジナルプリント付きSUKITA ETERNITY 特別限定版」
『SUKITA ETERNITY』と日本語訳小冊子に鋤田正義のサイン入りオリジナルプリントとエディション証明カードを布貼りの化粧箱に同梱した特別限定版200部を同時に発売します。予約販売は、2021年7月1日 10時より玄光社ストア(https://store.genkosha.jp)にて開始します。
同梱されるサイン入りプリントは、「David Bowie, Dawn of Hope, 1973」「David Bowie, from "Heroes" Session, 1977」「Tate Modern, 2008」の3枚セットAが80部、「David Bowie, Dawn of Hope, 1973」「Tate Modern, 2008」の2枚セットBが80部、「David Bowie, from "Heroes" Session, 1977」「Tate Modern, 2008」の2枚セットCが40部用意されます。
David Bowie, Dawn of Hope, 1973
David Bowie, from Heroes Session, 1977
Tate Modern, 2008
鋤田正義
1938年福岡県直方市出身。1970年からフリーとして活躍、ニューヨークやロンドンを訪れ、現地の気鋭の若者文化や音楽を撮影している。1972年夏には、T・レックスのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイを撮影。特にボウイと深い信頼関係を築き、数々のセッションの中から、アルバム「ヒーローズ」(1977年)のカバー作品が生まれている。鋤田のボウイ作品は、2013年にスタートしたヴィクトリア & アルバート美術館企画の「DAVID BOWIE is」展でも特集されている。(17年1月に東京にも巡回)近年は、海外都市で写真展を積極的に行っている。特にイタリアでの鋤田人気は高く、ラスペツィア(2016年)、バーリ(2017年)、フィレンツェ(2019年)、サレルノ(2020年)、パレルモ(2020-2021年)などで大規模な美術館展を開催。2019年には、オーストラリア・シドニーで開催されたアートフェア「Head On Photo Festival」に招待作家として参加している。
日本では、2018年春に「鋤田正義写真展 ただいま。」を生まれ故郷の直方谷尾美術館で開催。2019年3月には、「鋤田正義写真展 in 大分2019」、2021年4月には美術館「えき」KYOTOで「時間〜TIME 鋤田正義写真展」を開催。2018年には、鋤田の軌跡をたどるドキュメンタリー映画「SUKITA」(刻まれたアーティストたちの一瞬)も公開されている。同年7月には、ブリッツ・ギャラリー(東京)で、ボウイなどの貴重な未発表作を展示する「SUKITA : ETERNITY」刊行記念展「SUKITA : Rare & Unseen」を開催。
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