友達の教えてくれたポッドキャストを聞いてみた。コロナ禍で失われたクラブカルチャーについて話している人ら。
「自尊心など気にせずドライでウォームな場所」
「マイノリティーのコミュニティー」
「フリーセックスを育んだ場所」
「エイズが薬で治せそうな時にコロナが流行り、せっかく広まったセックスカルチャーがなくなってしまった」だって。
今回連呼するセックスは「性別」「性行」両方指せると思う。
とってもふに落ちる。
2020年4月、外出自粛要請真っ只中に私ソーズビーは20歳になりました。
その1ヶ月前まではそれこそフリーセックスタウンLAにいたけれど、真面目な未成年だったので(アメリカは21歳が成人)学生パーティーもクラブもお酒もマリファナとも無縁だった。
避けてもいなかった。ご縁が純粋になかった。
他の真面目な留学生でさえ結構経験してるのにね。私の生真面目さと言ったら本当にプロフェッショナル。
自粛中にクラブは消えるし、あったとしても誘い誘われずらい世の中な上に、親しい友達は別に酒や夜に興味のない非冒険的な人たちな為、尚更機会がないし、金もない。
「ウィルス対策取ってるところなら誘ってよーーーー」なんて言ってみても
「あなたキャリア的に大丈夫なの?」って心配してくれる。NHK育ちでちょっとゴールデン特番に出た程度のキャリアで何よ。何様だと思ってんのよ。とは思うものの何も言えなくなる自分も全然いる。
結局クラブなんて行けてません。
そうモタモタしてるうちに今年はじめ、成人の日を迎えました。成人式は中止になりましたが自分たちなりに楽しんだのでその辺はいいとして。最近豪語している私の渾身のキャッチフレーズ”成人にして聖人”。
何を隠そうこの20年間恋人なし。セックスなし。独身さ。そんな人周りにも多くいるんだけどね。
私に関して言えば映画のベッドシーンは大好きだし、人のセックスを事細かく聞くのが趣味なので、その辺のヤリチンよりもセックスに詳しいこともよくある。
最近はシングルの女友達に「女の性欲はどう処理したらいいの?」って質問に真顔で即答した自分には驚いた。
男性諸君には悲報だが、女友達ってお互いに体験したセックスを事細かく話すもんなのよ。特に10〜20代、仲が良いほど、カジュアルセックスであるほど細っかく。少なくとも私の周りは。
なので私は出会ったこともないあなたの名前と剣(ツルギ)の品や性質、その使い方からアフターケアまで知ってることなんてしょっちゅう。私の女友達と関係を持つ殿方、私の影を忘れない様に。ふふふ
(情報漏洩は厳重に気を付けております)
逆に殿方同士では言わないことが多いと聞きびっくりした。男こそ一晩共にした相手を笑い話にしているイメージがあったけど、なんとそれは女の方が酷かったのだ。
冗談抜きに私に限らず女友達同士は結構話すもんだから、その子と寝ることはその周りの環境と寝ることと考えてもいいかもしれないよ。
いいなー楽しそうよねみんな。
LAでの酒・マリファナ・クラブと同じように、恋愛もセックスもご縁がなかった。告白されたことも、誘われたことも本当にない。周りの言う通り、しようと思えばできるわけだから、選んでない自分がいるのも確か。ただ私だって誰でもいいわけじゃない。かと言ってお断りを立てた事もない。周りの独身に比べりゃまーまー能動的。
昔から真面目に演技のお勉強をしてきているし、最近はバレエも習い尚更感じるが、芸術は本当にセックスを抜きにしては語れない。
なので芸術が盛んな国ほど性に対してやっぱり政治的に寛大。その点アメリカって、セックスへの寛大さも芸術の程度も他の国に比べて歴史と同じく実は浅い。
米国で一番リベラルなポートランドとロサンゼルスに住み、毎晩ブロードウェイも観劇してたので自信を持って言える。
こんだけ豪語しておいてバージンなくして役者をやらせてもらってるのも矛盾だよなあ。
そうそう、先日友達が2丁目に連れてってくれたの。一緒に行ったタメ3人はみんなノンケ(異性愛者)で彼女と別れたばかりのヘルシーボーイズ。
その中に紛れた私を見て若いGayママが「全然ホモじゃんこいつ。」って開口いちばんに言ってきた。
けれどしばらく経って話していたらデカい声で「やっぱりこの子ちょっと違う。」だって。
雑だと思わない?(笑)散々言っておいて。
悪いけど今まで会ってきたホモ達と全く同じリアクションよホモ。あんたこそマズい酒と喋りで商売してるんだから見る目養っておけ。楽しかったからいいけど。
そのようにして迷える子羊ソーズビーはGayコミュニティからも追い出されました。
とほほ
社会学者たちのポッドキャストを聞き、改めて未知なるセックスカルチャーに理想を抱いた。思想は完全にフリーセックスな私なりのムーブを現代っ子らしく、ひとまずここに書き起こしてみました。